ひよこな“みかん”のひよこなにっきちょう

毎日の株式市場、為替市況、相場予想、そして映画評論について記載してゆきます。

2017/10 | 12345678910111213141516171819202122232425262728293031

2017/10 | 12345678910111213141516171819202122232425262728293031

2017/10 | 12345678910111213141516171819202122232425262728293031

2017/10 | 12345678910111213141516171819202122232425262728293031

2017/10 | 12345678910111213141516171819202122232425262728293031

ブログ内検索
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  【ノーカントリー】  


 ノーカントリー



 第80回アカデミー賞作品・監督・脚色・助演男優4部門受賞。

 

 舞台は1980年のアメリカはテキサス。
 
 無限に広がる荒野。

 
 そこに車が数台止まっていた。
 
 
 周囲には死体が数体 散乱していた。

 
 中には犬の変わり果てた姿まで。


 車の荷台には 大量の麻薬が。

 
 密売人らの銃撃戦があったと思われる。
 
  
 ベトナム帰還兵モスは

 
 状況に息を呑みながら

 
 遠くに佇む木陰に目をうつす。

 
 横たえた男性の死体。

 
 すぐ傍には 大金が収められた黒いカバンが。

 
 すぐ手にし

 
 家へ持ち帰る。

 
 生を奪う為

 
 彼を執拗に追い続ける殺し屋シガー、

 
 2人を追う老保安官。


  



 この映画を観るため

 この映画に出会えたことに

 
 私はよろこびを感じる。
 
 快感を感じた。

 
 これまで 数多くの作品を目にした。

 確かに感動し、涙流した。

 時に笑い、時に目を伏せた。

 
 怖い、そう思った時もあった。
 
 我慢できずに すぐ席を立ったこともあった。

 
 どんな時でも

 「まだ終わりじゃないのか」
 
 「まだかな。意味わかんない」

  
 そう逃げ出したい気持ちが あった。
 
 
 この映画は違う。

 
 映画というか、むしろ観客である事を完全に忘れていた。
 
 ドキュメンタリーを観ているようだった。
 
 自分が“そこに”いる覚えがした。

  
 


 胃が痛んだ。

 
 胃が捩れた。
 
 
 胃が熱くなった。
 
 
 手に汗が滲んだ。
 
 背筋が凍る。
  
 目が真っ赤になった、集中し過ぎて。

 
 ワンシーンワンシーンが 丁寧で。

 
 “人間”を これでもかと言うほど


 カメラが追う。写す。撮る。

 
 


 どこが良いの?

 どこがアカデミー賞なの?

 何がどうなの?

 だからどうしたの?

 最終的に何が言いたいの?

 ただの殺し合いじゃん?

 意味わからないよ?


 



 私は否定しない。

 完全に溶け込んだ。

 ラスト近くの 老いた男2人の会話。

 心に深く刻まれた。

 
 人間とは分からないもの。

 わからないもの。

 幽霊のような、存在。

 結局殺しの意味なんて

 本人以外わからないもの。

 
 「気を付けて帰れよ」
 
 それは この先の人生気を付けろよと

 聞こえたようだ。

 
 どんな人間でも

 失敗はあり 完璧になれない。

 
 だからこそ シガーの衝突事故があった。

 
 あのシーンにはなぜか感動するものがあったように思えた。

 
 めちゃくちゃアッサリ言うとしたら

 『犬も歩けば棒にあたる』

 
 目の前は青信号。

 
 人通り少ない。

 後ろにいるのは 自転車に乗る2人の少年。

 
 ほんの少しほほえむバルデムの表情が、

 あぁ、さすがだなと感じてしまった。
 
 
 


 メチャクチャ怖かった。

 
 殺人シーンあり グロかったけど

 
 目はスクリーンに釘付け。
 
 ずっとずっと釘付け。

 
 何と言ってもカメラワークの良さ。

 
 そして “人間”を 


 事細かに映し出す 監督の技。
 
 
 さらに 会話。せりふ。言葉。

  
 キャスティングの良さ、

 タイミングの良さ。

 
 これほどまでに音楽無くして

 これほどまでに観客の心を集中させるとは。

 
 素晴らしかった。

 アカデミー賞おめでとう!
 もう1度観たい。

 
 原作も読みたい。

  
 この先観てゆく映画のなかでも

 
 自分の中で確実にベスト3にはいる作品。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://mikannonikki.blog35.fc2.com/tb.php/615-84e42866
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。