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ひよこな“みかん”のひよこなにっきちょう

毎日の株式市場、為替市況、相場予想、そして映画評論について記載してゆきます。
ワールド・オブ・ライズ

 ≪ワールド・オブ・ライズ≫


 ヨルダンを拠点に大規模なテロを計画する
 首謀者の手がかりを得た
 ロジャー・フェリスレオナルド・ディカプリオ)は
 組織に潜入しようと試みる。

 そのためには狡猾なCIAのベテラン、
 エド・ホフマンラッセル・クロウ)らの協力が必要だった。
 味方とはいえ過信ができない不安定な状態の中、
 潜入作戦実行の期限が迫っており……。



 


 良かった。

 ディカプリオ主演映画って、

 昨年度アカデミー賞受賞した「ディパーテッド」以来。

 ここまであからさまに描ききっている。

 アメリカ的なイメージとはまたかけはなれていて。

 
すごくリアルだった。

 
 2時間8分という、決して短くない時間、

 ずっとずっと手に汗を握った。

 ラストのラストまで、緊張という糸が張り巡らせている。


 


 ラッセル・クロウはこの映画のために

 何十キロも太ったとか。

 確かに貫禄ありましたね。

 マーク・ストロングも良かったなぁ。

 ラストの意外な一面もまたcool。

 
 最近のディカプリオ、結構良い役していますよね。

 「ブラッド・ダイヤモンド」といい「ディパーテッド」といい。

 
 でもね、残念な部分があって。

 確かに彼はかっこいいし、背が高いし、女性にモテルし。

 
 いつも同じ顔しているのよね。

 演技は上手だけど。だからなかなかアカデミー賞

 とれないのかなぁ、なんて私的に思ってみたり。

 
 それと、どうも女性とのシーンでは

 ナンパしているように見えてしまって、

 そこだけ緊張感が途切れるのよね(爆)

 
 ただ、この映画ではそんなに恋愛シーンは薄かったから

 よしとしようか。

 
 


 リドリー・スコット氏、といえば

 男の良さを200%発揮する映画ばかりつくっていて、

 超クールな監督ですが、

 前作「アメリカン・ギャングスター」での

 超スピーディなラストはなく、

 今作ではじっくりだったので、そこもまた◎

 
 アメリカ、イギリス。オーストリア、イラク、イラン、シリア、ヨルダン

 
 色々な国へと変わって、カメラは追いかける。

 
 テロリストとの闘い、

 罰、そして拷問。

 
 確かに目を失せたくなるシーンはあったが、

 それは現実を元にしてあるから

 目はスクリーンに釘付けだった。

 怖くない。恐ろしくない。

 この日本が平和すぎるからか。


 いずれ、どこかの世界で復讐の血が飛び散ると思われる。

 
 見えざる敵は今日こそ標的を日本に向けるか。

 
 ワールド・オブ・ライズ


  ★★★★☆
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